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旅のメモ、おしまい。

2012.11.16 20:56|旅 染織の旅 ペルー
飛行機は深夜だったけれど、明るいうちに空港へ着きたいので、
博物館から空港へ直行です。

白タクに乗る事になった。
スペイン語のみだけど、いろいろ話しかけてくれる。
でも、年齢は?とか結婚しているのか?とか。。
これ一人で若い子だったら、けっこう怖いね。。
それと、乗ったらすぐに「カギをかけてね」と言われる。
渋滞時など、ドアを開けて引ったくられるというのを
何かで読んだけれど、それは本当なのか、、。

夕暮れ時なので、渋滞がひどい。
それを避けて、大きな道からそれ、
地元のコミュニティのようなところに入って行った時には、
緊張しました。。タクシーって怖い乗り物だ。。
でもすぐに飛行機音が聞こえてきて、
「飛行機だ!」と、ほーっ。。
運転手さんも「ね?近かったでしょ?」と笑顔。

この旅で、この最後のタクシーが唯一、スリリングでした。
でも、良い人で本当によかった。。

空港では、
パスポート盗まれたのでこれで大丈夫か?と、
深いため息でチェックインしている人もいる。。
何事もなく、楽しい思いだけで旅を出来たこと、
そして、絶対にかかる自信のあった高山病も、
寝込む事なく済んだこと。。
改めて感謝でした。

アンデスの染織はずっとなんとなく興味があり、
日本からも本をこちらに持って来ていて、
こちらでも、洋書などを手に入れたり。。
やっぱりおもしろいなぁ。。ここに何かあるなぁ。。
なんて思ったりしていました。

でも行くことは動物と暮らしているし、諦めていました。
それがいろんなタイミングが急に合って、、
“行かせてもらえた”んだなと思います。

植物染織好きの友人と行けたこと、
心配しつつ応援してくれた家族に感謝です。


実は、戻ってきてから2週間は体調不良でした。
身体の疲れが抜けなかったのと、
高山の酸欠の中でのリュックが、
もともと血行の悪い肩首を痛めてしまい、
その痛みが長引き。。
写真を見ると、高山での呼吸を思い出すようで、
呼吸も自然と乱れてくるようだった。

それに何より、感じるものが多く、
自分のキャパを超えたものを受けてしまったようで、
消化が間に合わず、気持ちもどこか落ち着かないままでした。
不思議な夢もたくさん見ました。

でも、こうして書くことで、
もう一度、旅をするかのようになぞり、
少しずつ整っていきました。
特にワイナピチュを書いたくらいから、どんどん楽に。

これでようやく、長い旅の余韻から抜け出せそうです。
ようやく、旅が終わりました。

これでもだいぶ端折ったつもりだけど(笑)、
長々と旅の記録にお付き合い下さり、
ありがとうございました。
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博物館/土器 他

2012.11.16 16:43|旅 染織の旅 ペルー
たっぷりある土器、どれもおもしろかったけど、
気になったものを。。

まずは石柱。模様で埋め尽くされています。
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神様なんですけど、、困ってる?^^
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こ、、こういうシンプルなものもあるとは。。
(かなりツボ)
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なんだかステキです。
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こういう首が二手に分かれているのは、
片方は空気の通り道用だそうです。
(天野博物館で教えて頂きました)
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これは、、
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棺なのかな?こんな風に形がいくつかありました。
スペイン語なので、読めず、、
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両肩にピューマ。そして凛々しい顔。
この人、権力者なんだろうな。。
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上部の写実的な迫力に対してアンヨ簡略。。
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現代にも通じるセンス。。
まるで織物柄。ステキ。
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果物か野菜の形。
おおらか、ふっくら。模様もオシャレ。。
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小さな小さな、手。
手のモチーフもよくありました。
これは骨のようです。
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存在が、なんだかとてもリアル。。
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これは笛になっている手。
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紐がついていた。
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ワンコと。おみやげやさんにありそうだ。
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金工のコーナーもあり、技術の紹介もあったのだけど、、
金工のおもしろさなどは感じられませんでした。
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アンデスは文字が無かったと言われていて、車両もなかったと、
そして、通貨もなかったそうです。
(そのままの進化を知りたかったですねぇ、、)
なので、金は通貨としてではなく、
権力や宗教の装飾として使われていたとか。
そしてたくさんの金の細工がスペインに奪われ、
溶かされてしまったそうです。

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このかわいい石たちは、武器ですね。
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これは、時代がもっと新しかったかな。。
(記憶定かでないです。銅?)
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チャンカイは、布の展示がほとんどなかったのだけど、
土器は、素焼きみたいなのがたくさん。。
このマットな質感が素朴さを感じさせますね。
薄くて簡単に割れそうなのに、よく残っていたもんだ。。
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布を巻いた人形が。
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蛇。

型の紹介。
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それで作られた、牛?の頭部。
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星の武器と、
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星のボトル。
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天秤。
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質感がピッタリ。。
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Papa. ポテト。

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珍しく、、コヤギ?

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ピューマの中に柄。織物みたい。

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この花のモチーフはよく見ました。
実際にも、このような形のタイプの花を何度か見たけど、
草だったり、木だったり、、

お気に入り部門発見。。
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これらは、とても古そうだけど、
ペルー北部のチャチャポヤス文化。
インカに征服される直前の時代だ。

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チャチャポヤスのセンス、気になります。。

そんなこんなで、半日時間を費やしました。。

博物館/染織

2012.11.16 00:26|旅 染織の旅 ペルー
国立人類学考古学歴史学博物館(あぁ、長い)の染織です。

染め。
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綿のようです。
質感と染めの柔らかい線が、たまらなくいいです。。
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ズラ。
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・・・かどうかはわかりません。^^;
帽子部分は編み物になっていて、アップで撮ったのはピンボケでした。。

パラカス文化(700B.C-100A.D)の刺繍ですね。。
綿の布にウールで刺繍をしている。
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鳥と、、feline(ネコ科)と書いてある。
チンチェーロの織人が、柄を説明してくれた時に、
ピューマ、ピューマの目などと言っていたのを思い出した。
天野博物館でも、
ネコ科デザインがとても多いことを説明してくれていました。
力と神聖な象徴だったようです。

ショルダーポンチョ
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こどもたちのグループがたくさん来ていました。
男の子がひとり、どうしてもこちらを見ていました。。
先生の話を聞こう。^^
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これはどうしても反射で撮れなかった。


ワリ文化。とてもおもしろいです。
図案が抽象化されたり、幾何学的になっていきます。

染め。
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刺繍。
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色のマスで現しています。
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いい加減、織りが見たいのだけど、、
あるのかな?と心配になってきたところで!
登場です!

織り!
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この木のような「手」のデザイン、
天野博物館では特別なものがありました。
大きな布にこの「手」があり、中央に6本指の手がありました。
博物館の方の説明によると、
そういう風に特別の形を持って生まれた人のことを、
特別な力があるとして、神聖視していたところがあるとのこと。。
・・・ジンと来るものがありました。

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4つ角の帽子。この形はよく見るけれど、
技法はいろいろあるみたい。
この帽子の情報は何もないのですが、
本を見ると、このノッティングみたいな表情のものは、
ベロア風のテクニック、綿とウールと書いてある。

この帽子は編み物のようでした。
編み物の、糸が輪が輪になるところに
色糸を絡ませて図柄を作っていく感じ??

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植物繊維を糸で織ったもの。鎧なのかな?


ただのモザイクのようで。。顔がたくさんある。
ピューマと鳥と蛇?
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そして一番のお気に入りはこれでした!
が、しかし、全然撮れませんでした・・・。
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いくらか見えるかな?
けっこう、微妙に色を変えてあって、それが何とも言えず。。
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つづれ織りね〜、と見ていたのだけど、
フチを見て、ハタと気づいた。
色が変わるところのインターロックが、上下方向にある!
布の上下の方向は、幅からして、見たままかと思ったのだけど、、
写真の左右が上下方向になるのかな。。
そんな幅広で織ることある??
でも、博物館で買ったテキスタイルの本でも特別な技術の説明はないし、
通常の「経が緯によって完全に隠れる」つづれ織りの説明しかないし。。
どうやって織っていたんだろう、、

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これは普通にこの上下でつづれ織りでした。
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ちょっと向き変えちゃいました。。

この抽象的な柄の大きな布の横には、
緻密な小さな布が。。
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しかも裏もある二重織。。ふっくらとした質感。
赤、黒、白、水色の4色で二重織ということかな?
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こちらはわかりやすく二重織ですね。
小さな布に。。
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よく見ると、不思議な図案。。
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綿に、赤のウールかな?
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ここには他に小さく緻密なつづれ織りの布もあったのだけど、
布が黒かったで反射でまったく撮れずでした。
ワリ文化終了です。

バーン!といきなり、わかりやすくインカ文化。。
王国誕生!という感じですね。

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(なぜ、差した指先から写真を撮ったのか、、^^;;)

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キープ。
これは結び目の位置や形、紐の色、長さなどが、何かの情報になっているようで、
これを読み解く、特別の役職、その学校もあったとか。

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これだけで十分美しいです。。

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まとめるとこんな感じ。

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ここからは、年代などは特に表記がなかったり。。でした。
新しそうなものもあれば、古そうなものもあり、、

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オウムの羽を織り込んだもの。
色が変わらず鮮やかなことに驚きました。
(天野博物館でも黄色いのを見ました。)
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ケチュア語族がアンデス地帯を統一してクスコを首都にしたのがインカ文化。
でも100年ほどでスペインに征服されてしまいます。

スペイン色が入ると、緻密で繊細なのに、
つまらなさを感じる。。
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スペインが入ってからの展示は肖像画が多くなり、
いきなり別世界に。。
建物も当時のもので家具なども置いてあるのだけど、
どこか全体がカビ臭く、陰湿な空気に耐えられず、
アンデスの伸びやかな世界に再び戻りました。

追記/
(昨夜は画像upだけになってしまったので。。^^;)

博物館の売店で本を購入したのだけど、
全体の図録ではなく、染織だけのを買いました。
博物館の染織をまとめたものだと思って買ったのだけど、、違いました。。
詳細にいろんなミュージアムの名前が。。
どうりで英語がついていたわけです。
(博物館のはスペイン語のみだった)
そしてチャンカイ文化の紹介はほとんど天野博物館からでした。

天野博物館では、ほとんどの素材が綿でした。
アンデスの布は獣毛というイメージがあったので、
意外だったんですけど、でもそうですよね、、
あの広範囲と高低差、気候が全く違う!
チャンカイ文化は海岸地方だったので、
リャマやアルパカはいなかったわけで。。

だから、細い綿糸を紡ぐチャンカイのスピンドル(糸を紡ぐコマのようなもの)は、
トンボ玉のような小さな錘しかついてなかったわけです。
クスコ周辺の高地は、やはり獣毛なので、
私たちがよくみるコマ型のスピンドルの形でした。

そして綿とウールの両方が使われている布が多かったことにもビックリ。
織り手としては、ウールは洗うと縮む素材で、綿は縮まないので、
その縮みさを活かす場合の他は、あまり合わせたくなかったりする。
でも、こういう博物館の布って、埋葬品からのものですもんね。。
ミイラ包んだ布、洗濯しないよね、、
(でも、使用した布も埋葬していそうだし。。)
それと、壺の中などからもたくさん見つかったようだけど、
盗掘された際に、地味な配色は価値無いものだと思われ、
捨てられちゃったものも多いのだとか、、

決まった宗教的モチーフがほとんどだけど、技法は多彩。。
自分の堅い頭をもみほぐしてもらったような感じでした。

繊細な技法でも大らかさを感じるんですよね。

あの6本の指もそうだけど、土器などでもたくさんある。
病気にかかってブツブツになっている人などもあって、
それがボトル(コップ)になっていたりする。
それに入れて飲むことで、その病を治す祈りのようなものだったとか。
そういう全てを受け入れてしまう、宗教観が、そう感じさせるのかな?
どこかユニークだしね。^^

そしてやっぱり、思ってしまう。
もしスペインが全てを奪わなかったら、
彼らはどう展開していったんだろう、ってね。

染織技法は途絶えてしまったものもあるけれど、
解明はされているみたい。
アンデスの染織の研究者は多いようですね。
技法書、気になります。。

博物館/前置きとデザート

2012.11.15 20:45|旅 染織の旅 ペルー
最終日。

だけど出発時間は夜中の0時を過ぎてから。
なので長い一日に備えて、
午前中は、ホテルでの〜んびり過ごしました。
というより私も友人も、かなり体力の限界だったので、
動けなかったというか。。。
(クスコでパワー使い果たした模様^^;)

ホテルから『国立人類学博物館歴史学博物館』へタクシーで直行。
受付で荷物を預かってもらえるので、身軽で夕方まで過ごせました。

ペルー最大の規模・収蔵数のようです。
コチラのサイトで、全体がわかりやすく紹介されていました。
そういえば頭蓋骨の手術痕とかもあったんだよね。。

各文化ごとにまとめられているので、特色がわかりやすい。
でも染織はやはり少しですね。。ほとんどが土器です。
天野博物館の染織はやっぱりすごいんだな、と思いました。
(あれでゆっくり見られたら、、、)

写真は、展示が全てガラスケースの中で、
しかも染織は特に照明を落としているので、画像は悪いのですが、
自分のメモ代わりに貼ることにします。

まずは染織部門、そして土器部門他で、
ページを分けるつもりですが、
まずはデザートから。。
展示を見ていたら、スイーツ発見。。

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誰もいなくて、ベンチにドドーンと。。(笑)

他の展示を見ている間に、中庭にお店が出ていました。
(博物館も回廊式になっているので、中央が中庭になっています)
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完全にスペイン語のみなので、
聞いてはみたものの、見た目で注文。。

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パン・プディングでした。
甘いけど、ラムレーズンが効いておいしかったです。

ボエーノ!(おいしい)と言ったら、
ほっと笑顔を見せてくれました。^^

さて、博物館、行くよー!

クスコからリマへ。

2012.11.13 23:52|旅 染織の旅 ペルー
朝の便でリマへ向いました。
アンデス山脈。
・・・高すぎ。

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そして美しすぎ。。

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リマは治安も良くないので、ちょっと緊張。
ホテルはもちろん、安全と言われている一帯だけど、
それでも、鉄格子だらけの家、小さな売店ですら、まるで牢屋の中のよう。
鉄格子越しで買い物をしている。。電話も。。
でも、観光ポリスがまめに立っていてくれるので、ありがたい。。
(ま、それだけ危ないってことかもしれないけど)

それでも、公園では親子が遊んでいたりして、
ゆっくりと、目的の天野博物館の予約時間まで過ごしました。
本当は旧市街地にでも行こうか、という予定だったのだけど、
観光地とともに危険なエリアでもあるので、もうパワーがありませんでした。^^;

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(公園にて。赤い靴と青いアイシャドウの鳥さん)

天野博物館は、
ツアー式で、その解説の人と一緒じゃないと見る事が出来ません。
土器の部屋と織りの部屋と二部屋あって、
時間も半分ずつ。。20分ずつくらいかなぁ。
若いお兄さんが解説しながら案内してくれます。

織りの部屋にはものすごい量の布があった。。
展示以外にもストックの引き出しも部分的に見せてくれるのだけど、
一瞬なんです。。
じっくり見るとかできず。。
翌日も予約したいくらいだったけど、
なんといっても無料の博物館で、ツアーなので、
何度もお願いするのも、、とか思ったり。
一瞬でも、実物を見る事が出来て良かった。と思うようにしました。
(写真は禁止なので画像はなく、、)

でも日本語の解説はありがたかったです。
天野博物館はチャンカイ文化を集めているのだけど、
顔の赤いチャンカイ人形というのがあります。
解説を聞いて、ギョッとしてしまいました。。
赤い顔は死者を現していること、
ミイラと一緒に埋葬していた副葬品とのこと。

実は、私、オリャンタイタンボで、人形を買っていたのです。
いかにもなお土産やさんで買ったのだけど、たくさんのお店にありました。
どれもお母さんが赤ちゃんを抱いているようなもので、
それか、子供が並んで寝ているようなものでした。
この人形の説明を求めても、「特に無い」という感じ。
買ったお店の人は少し英語がわかるので、説明を求めたら、
家に飾るものだという。(首紐がついていて、ぶら下げて売っていた)
「こどもの健康を祈ったとか?」と聞くとそうではないと。
「何か悪い意味はあるの?」と聞くと、
「大丈夫、お守りのようなものだ。チャンカイの。古いよ。」と。。

でも博物館の方も「赤い顔じゃなければ違うんじゃないか」
と言われていたので、ちょっとほっとしました。

購入する時に、そういう気もしないでもなくて、すごく迷ったのだけど、
布がとにかく魅力的だった。
それに、観光地のあちこちで見たし、価格もすごく安いから、
そんな訳が無いような気がして。。

それでね、こちらに戻ってから、調べましたよ!
2件くらいしか見つからなかったけど
(しかも1件は以前も紹介したコチラの方でした!さすが。。)
リプロダクト品のようです。
布は古いもののようだけど、出所はわかわらない。
それを使って、おみやげ用に人形に仕立てたもののようです。

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顔は新しく刺繍したの?と聞いたら、そうだ、と言っていました。
でも、よくよく見てみれば、布を合わせて止めてある糸が、
現代の糸だった。

そして人形も洗った。^^;
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配色が私の好きな青と茶色。。

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そしてベールは、もじり織り。。

この人形シリーズ、配色のセンスがどれもよくて、
もし、これが怖いものじゃないとわかっていたら、、
でも布が出土品の一部ということは・・・。ふむ。。。
でもそんなに安く売るほどあるのだろうか?
古く見せるために加工しているとこもあるのかも。
これもまた、本当のところはわからない。

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天野博物館のあと、海を見に行きました。
そこも徒歩圏内なので。
博物館、期待していただけに満足出来なかった思いと、
疲れもあって、ぼーっと海を眺めるばかり。

でも、ちょうど日が暮れる頃で、
気持ちが洗われてくるようでした。
ペルー最後の夜にこんなすごいプレゼントをもらえるなんて。。

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海からホテルはとても近く、
ホテルの前にはおいしいパン屋さんがありました。
お昼を食べ過ぎたので、夜はホテルで。
無料の珈琲、紅茶のサービスがあり、
そこにいると、他のお客さんともコミュニケーションが取れて、
なんだか楽しい夜になりました。

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パッケージもかわいいです。

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中にひき肉などが入っているもの。

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メロンパン好きとしては、選ばずにいられない。。
しかもかわいい。。
味はレモン味だったけど、ビスケット生地とふんわりパンで、
おいしかったです。

地元の人たちで賑わっているパン屋さんで、
若くかわいい女の子たちがテキパキ働いている。

でも、入り口には観光ポリスが立っています。
そしてレジは、チケットカウンターのように、
お金を渡す所だけが開いていて、
あとは透明のアクリル板ようなものに囲まれていました。
クスコから、まるで別の国に来たような気分でした。


さて。最終日は“人類学歴史学考古学博物館”へ。
写真もOKなので、じっくり楽しみました。

ピチュマルカの布とチャウアイティーレの布

2012.11.12 22:10|旅 染織の旅 ペルー
観光を終え、
ちょっと車酔いもあってヘロヘロになっていたのだけど、
遅いランチを済ませたら、、復活!(笑)

また、ピチュマルカ(Pitumaruca)の布を見に行きました。
(クスコの町にも観光する場所はいろいろあるのですが、、スルー。^^;)
そしてもう、私は昨日すでに選んだので、買うつもりはなく、
呑気にしていたのですが、、
あの、私が探していた経を途中で切り替える布
Tiqlla(discontinuous warps) を見つけてしまったのです。
中でもこの布は、もう一目惚れでした。。

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(会場の床に置いて撮った写真)

中央で接いであるのですが、タテ方向は接いでいません。
たとえば左端で見ると、
グレーと黄色は、織りでつながっています。

色も質感も素朴で、すごく好み。。

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色の境部分は針で仕上げてあるはずなのに、
その、織った部分と針の部分と差がないんですね。。

この技法はもちろん、スペインに侵略される前からのもので、
でも、沿岸地帯のものだったとか。。
今はクスコ周辺だとピチュマルカ地帯で織られている。とのこと。。
おもしろいですね。。

前日に購入した二面織の布に比べて、薄く軽いです。
それぞれ全く違うタイプの布となりました。
今回、見た布は、緯だけが表に現れる織り方がほとんどでした。
(タペストリー、組紐は別ね)
腰機で筬を使わないと、自然と高い経密度になるからだろうか。

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緯は黒一色。
経は、動物たちが織られているところは、白と黒の2色。
でも隣の花のような紋様になっているところは、
白、青、紫の3色の経で柄を出している。
ということは花のほうが生地が厚くなっているのかな、と思いきや、
同じような厚み。白赤×白青の二面織みたい。
そして浮き糸の多い、花のほうが生地は柔らかい。

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動物部分の織り方はピチュマルカだけでなく、
どこでも織られています。(でも紋様がやっぱり違います)
まさにスウェーデンの『フィン織』ですよね。。
(実はフィンの名前はここから取りました。白黒2色なので)
それにまさにカード織りのようなんだけど、
ピックアップで織っています。

カード織りは、
エジプト、ヨーロッパ、アジア・・・と、
世界中で見つかっているのだけど、
南米の歴史にはないようなんです。
スペインでは見つかっているのだから、伝わりそうだけど、
すでに技術があったから、
カード織りを取り入れる必要がなかったのかな?

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目で見ると、タテ方向に柄は分かれているけれど、
織る時は、ヨコ一列ずつだからね。。^^;
しかも彼らは図面なんか見ずに、頭の中にある絵で織り進める。
ひと柄ずつならともかく、花柄部分のピックアップをして、
動物部分をピックアップして、、だもん、すごい!

・・・
そしてこのまま布の紹介に移ります。
チャウアイティーレ編。

この布は、ちょっと褪せた色がお気に入り。
でも、この青はナチュラルのインディゴではない
インディゴ染料を使っているそうです。

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こちらはショルダーバッグなんだけど、織り目がゆるいので、
糸の表情がおもしろいです。

でもね、洗濯したら気づいちゃった。。
藍もそうだけど、インディゴも、
そのままでは水に溶けない色素なので
あれこれ(割愛)染めるようにするのだけど、
インディゴは、化学薬品を使います。でもこれは、、
たぶん、・・尿を使っています。
何の尿なのかはわからないけれど。(笑)
乾いている時は全く臭わないけど、明らかに。。
ショールもバッグも、両方とも同じ臭いがしたので、
そういうやり方なんでしょう。
昔はそういうやり方もあったことを知ってはいましたが、
現代でもとは。。あ、でも本当のところはわからないけどね。
聞いたわけではないから。
でも、とてもレアなものを手に入れてしまった気分(笑)
あ、そういえば、
ターシャ・テューダーも尿でインディゴを染めてたっけ。

これもチャウアイティーレにて。
投石のための紐なんだけど、ペルーの組紐です。
村人が投げる見本を見せてくれました。^^
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この紐もそうなのかはわからないけれど、
写真で、手で筒型を作って、それで組んで行くのを見ました。。
大らかさに衝撃。。

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これは30cmくらいの端切れみたいな感じなのだけど、
彼らの洋服の淵にもついている同じものでした。
かわいかったので選んだのだけど、宿に帰ってから、
改めて眺めたら、アラ、化繊?^^;
この間、洗濯したあと、端っこに火を当ててみましたが、
トローリ。。はい、化繊でした。
彼らの服を良く見てみると、手芸店で買うようなテープとか、
本当にいろんなものがついているんですよね。
一見、伝統的な服装のままに見えるけれど、
やはり変化はしているんだろうな。

そしてニットも盛んです。
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ユニークな形。。^^
カメラとか入れるといいよ、ってジェスチャーで。

お人形はそのひとつひとつが違っていて、
思わず「かわいい〜」って、
(いい歳して)連呼していたようで・・^^;
お母さんたちが「かわいい〜」って、
笑いながら真似して言ってたっけ。

そんな風に織り手と交流しながら、布を迎えられて良かったな。。
チャウアイティーレも、ピチュマルカのお父さんも。

クスコを離れる時は、何だか淋しかった。
まだ、丸2日リマでの時間があるのに、
旅はもう終わったも同然だった。

モライ遺跡

2012.11.10 21:35|旅 染織の旅 ペルー
円形の段々畑。。

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圧巻でした。

農業試験場だったと言われています。
この窪地の効果で、上と下とでは5〜10℃も気温が違うとか。
でも、まだまだ謎に包まれているようですね。

下に降りようと思って歩いていたら、
まさかの、もう一個発見!(ガイドを見ていない加減がよくわかる、、)

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こちらのほうが古そうです。(修復前ということらしい)
雰囲気があります。

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そしてこの途中の石の山はなんでしょう?

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あちこち崩れているけれど、水路が残っていました。

そして、これは・・・!!
この間、古来種野菜博を見に行った時の、キュウリたちに似ています!
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君たちは、栽培されていたんだろうか。。
と妄想して二人で興奮!(笑)

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そして君たちは、、かたつむり?
この殻がたーーーっくさん落ちていました。

さて、今度こそさっきの遺跡に行こうと思ったら、
また一個発見。。
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フィン隊長が喜びそうな小道を下りていきます。。
土がピンクです。
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この苔、たくさんありました。
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この遺跡の横をてくてく歩いて。。
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うっとりしつつ歩いて。。
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到着!
先ほど上から見下ろした時と、反対側に出ました。
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この階段をね、、
ちょっとくたびれてきていたけれど、頑張って、下りてみました。。
ビビリながら。。

2012-10-24 13.48
身長よりも高いのですよ。。
これで農作業って、、

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再び言いますが、これで、農作業って、、と何度思ったことか。^^;

2012-10-24 13.55
センター!

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ここの住人?何かを運んでいます。

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水路。。

石の階段の上がり下りは思ったほど
何しろ、腹ぺこだし、晴れてきて日射しは強いし、3000mだし。。
とにかく!おなかすいた。。。^^;

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遺跡を見下ろすと、団体さんたちが下りてきていました。
そして、さっきのワンコ、階段を上がりたいのだけど、
ちゃんと団体さんの順番待ちをしていました。
「長くなりそうだな、、」というときは、別の階段へ!

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そんなことを何度か繰り返していました。^^

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遺跡がだいぶ下になってきました。

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遠くに、紡ぐ人と雪山が。。

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望遠で失礼!

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モンターニャ デ ニエベ

ようやく到着。運転手さんもお待ちかねだったことでしょう。。
駐車場脇には牛飼いさんが。
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羊飼いさんもいました。
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この黒いコ、頭のてっぺんと、しっぽの先が白い。^^

途中、マラスの村を走り抜けたのだけど、
ここが素朴なアンデスらしい、とても良い雰囲気の村でした。
戸口に座り込んで作業をしていたり、おしゃべりをしていたり。。
時間があれば、ゆっくり歩きたかったくらいです。
でもきっと、観光客がいないから、良いのかもしれませんね。
パチパチ写真を撮る人が増えたら、
彼らはこんな風に道ばたでリラックスしていないよね。
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このあと、ランチタイムがあるかと思ったのだけど、
そういう場所がなかったようで、クスコに直行!
どの運転手さんも、どうやらクスコへ行くこの道は飛ばすようで。。

「種まく人」のような農作業風景をなんとかパチリ!^^;
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カラフルです。。
こうして皆で作業していくんですね。

途中から眠る事が出来て、気づくとクスコに。
そんな事が出来たのも、タクシーじゃないからですね。
旅行会社に頼んでも、たいした金額にはならないし、安心だし、
本当にお願いして良かったです。

これでクスコ周辺の旅もおしまいです。
翌日は首都、リマへ行きます。。

その前に。。(笑)

マラスの塩田

2012.11.10 16:17|旅 染織の旅 ペルー
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(チンチェーロにて)

あまりの現状のショックですぐには立ち直れなかった。
放心状態のまま、田園風景を眺める。
運転手さんが見晴らし台で止まってくれた。
谷間の村よりも、後ろの羊の群れが。。

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羊も牛もロバも草を食む。

また、見晴し台で止まってくれた。
ここがマラスの塩田。。
雨期に入っていたので、もしかすると、見られないかも?
と思っていたけれど、まだ白かったです。
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標高3000mに塩田。。
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海水よりもずっと濃い濃度で20%の温泉が涌いていて、
それで塩田を作っているそうです。
600年の歴史だとか。

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水の色がいろいろで。。

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茶色の山間部の中でここだけ白い。

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作業をしている人が。

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水は少し温かく、そしてしょっぱかったです。
その塩味がなんだかとてもおいしかった。
(高所にいるせい?)

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圧倒される景色でした。。

//追記
マラスの塩田について調べると、販売しているサイトにあたります。。
コチラに詳しい説明がありました。

チンチェーロ

2012.11.10 00:19|旅 染織の旅 ペルー
この日は、効率良く回るために、
チンチェーロとマラスの塩田とモライの遺跡の3ヵ所を回るように、
旅行会社に頼んでいました。
初日と同じ運転手さんが、回ってくれました。

チンチェーロのテキスタイルセンターに着くと、
中にはたくさんの人!
そして、たくさんのデモンストレーションでした。。

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ツボも後ろのお鍋もかわいい。。

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日本だと、こんな乱れた状態で糸を浸したりしないけれど(笑)、
でもツボの丸みって、効率的ですよね。。

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染料の展示。。

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苔。。

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紫トウモロコシ。

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紫染料として有名なコチニールですが。。

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コチニールにライムを垂らすとオレンジ色になって。。

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なんと、24時間落ちない口紅になるそうです!
オシャレな民族だなぁ。。

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ガラスの欠片でジョリジョリと毛を刈っていました。

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羊毛を洗っているところです。

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インカシャンプーと言っていました。
よく泡立っていたけれど、触ってもぬるぬるせず、サラサラでした。
石鹸のようにオイルから作るわけじゃないですもんね。
いいなぁ、この石鹸。

卸し金でおろしている動画です。。


そして、もちろん、織りのデモンストレーションも。

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この帽子と、青と赤の布は、
チンチェーロの民族らしいですね。

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腰ベルトも良い感じ。。

それと、見たかった淵どりの織りが。。
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芯にロープを入れながら、
編みながら縫い止めて行く感じのようです。。

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そういえば、経張りも。
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どこの民族も帽子が特徴的だけど、
どうしてこの形に発展してきたんでしょうね。。
やっぱり太陽のイメージなのかな?
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こんなに丁寧に工程を見せてもらって、もう感激でした。
さて、出来上がった布はどんなだろう。。と期待も膨らみます。

なので。。
売り物を見た時は、あまりの落差でガクゼンとしてしまいました。。

これだけ丁寧な工程を見せているのに、
たくさん並んでいる売り物の半分以上が既製品のようでした。。
ニット製品も多く、今時風のショールとか。。
町のおみやげやさん状態。

彼女たちが身につけているような布は、ほとんどなかった。
これは、観光客が多いから、その需要に合わせての変化だったんだろうね。
まっとうな織物はなかなか売れないでしょう。。
織物に、そんなに興味があるわけではなくても、
ちょっと立ち寄ることができる立地だと、
弊害もあるのだな、、と感じました。
「おみやげ」の「安いもの」しか売れなかったら、変わってしまうかもしれないね。

でもあのままだと、布を見に来た人をも逃しちゃう。。
何か良い方に変わっていってくれたら良いのだけれど。
私は草木染めのグラデーションになっている、
小さなケースみたいなものを購入したのだけど、
あとから見れば、織りはきちんとしていて、決して悪いわけじゃない。
余計なものが多すぎて、布がよく見えなかったのだ。

ショックな気持ちを抱えたまま、
マラスとモライへ向いました。

/// 追記

インカシャンプーは、植物の根っこだそうです。

You tubeのサイトで “Chinchero ”で検索すると
たくさんの動画が出てきました。
いろんな場所でデモが行われているんですね。
しかも村の女性で英語が話せる人がいるなんて、、すごい。
チンチェーロの観光客の多さを実感します。。

トワイライト

2012.11.09 15:49|旅 染織の旅 ペルー
宿からも近かったクスコのテキスタイルセンター。
織りのデモンストレーションもしていて、資料館もあるというので、
楽しみにしていました。

Centro de Textiles Tradicionales del Cusco

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なかなか立派な建物でビックリ。
舞い上がりスイッチオン!の二人、その前に、
隣の小さな建物のニット屋さんに入ったのは秘密。
(そっちもセンターの名前がついていたからなんだけどね)

そして。。
おぉっ!実物!
(ネットの動画や写真集などでよく見ていたので、
なんかこう、芸能人にあったような気分になります。。笑)

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おばあちゃん、カッコイイなぁ!

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でも、腰が痛いって言ってた。。(ジェスチャーで理解)
腰ベルトも、幅広に作ってあった。。

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若い方のほうは、椅子に座っての織りでした。
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柄は頭に入っているんだって。
なので、どんどん糸をピックアップしていきます。
糸の上下を入れ替える時、身体を前傾にして完全に経をゆるませてから、
糸をさばいていました。

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糸の巻き付け方。。
平な杼じゃなくて、棒に巻き付けるやり方なんですね。

ここのセンター、クスコ周辺の村々の布を集めて紹介しています。
価格は、直接村で買ったよりもずいぶん高いけれど、
質はしっかりしている。
タグには村の名前はもちろん、織り手の顔写真と年齢も。
・・・皆、同じように小さな頃から織り始めたと思うのだけど、、
年齢が高いからうまいわけではないんだな、ということを発見。。
やらしい見方をしてゴメンナサイ!
でもやっぱり得手不得手があるものですよね。^^
そんなことはさておき。随所に、
観光客にきちんと伝えようと努力しているのを感じました。

そしてここには、資料館があって、これが小さいけど、
すごく良かった。一応無料だけど寄付があります。
そして撮影禁止ですが、最初に紹介したこの本が、
この資料館のカタログでした。

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この薄い本の半分は同じ内容でスペイン語になっているし、
写真も全部は載っていないので残念なのだけど、
記憶をたぐるには良かったです。

展示は、毛織物ばかりでした。
アンデスの古い布は綿ばかりなのだけど、今は毛織が主なんですね。
毛織をギュッと縛って、風呂敷にするし、コカの葉やハーブなどを包むし。。
なんだか、じんわりと毛織の常識を崩されていきました。
日本人としては、しっかりした堅く重い毛織物よりも、軽いものがいいし、
食品を包むのは綿か麻と植物繊維のほうが清潔なイメージ。。
毛織の用途、基準を考えさせられました。

・・・

私が今回の旅で絶対に見たいと思っていた布が、
経の色を途中で変えるTiqlla とか
Discontinuous warpと言われているものです。
それをここで見る事が出来ました。。
ハンカチサイズのを買おうか迷ったのだけど、
明日はチンチェーロ(染織で有名な村)を訪ねるし。。
と保留に。

どんな織りかというと。。
コチラのボリビアの方の、(すごくマニアックな!)サイトをご覧下さい。
英語ですが、写真がわかりやすいです。

その発想、すごいです。。そして、、なんて面倒なことを!(苦笑)
だって、逆側からも織り始めるんです。
棒の近くはどちら側からも織れないですよね?境は縫って始末です。。
私はこの方のサイトを、アメリカに来た時からチェックしていたのですが、
村の名前をチェックしていませんでした。。
こちらに戻ってきてからわかったのですが、Pitumarca村でした。。

そうです、旅行会社さんに教えてもらった
「友人のお父さんが出張でお店を出しているから寄って見て下さい」
と言われて、テキスタイルセンターのあとに訪ねた“お父さん”が、
Pitumaruca村(ピチュマルカ?ピツマルカ?)の人でした。。

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最初はちょっと緊張気味だったお父さんも、紹介してもらった事を伝えると、
娘の友達だよー!って、笑顔がほぐれました。

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これはこのお父さんが織ったもの。(ピンボケでゴメンナサイ、、)
夕暮れ時だったので、写真の色がきつくなっちゃっているけれど、
本当はこんなきつくないです。

お父さんは、英語を少し話せたので、助かりました。。
ピチュマルカは、クスコから2時間で着くそう。
そして平日はここで布を販売して、週末だけ村に帰るそうです。
こういうことは、やっぱりジェスチャーでは理解できないもんね。。
言葉が交わせるっていいな。。

大きなイベント会場のようなところで、
入り口すぐ横のところに、お店があって、スピンドルを回していました。
他にも織りのブースがあったようだけど、お父さんのところで止まってしまって、
2度行ったのに、両方とも入り口止まり。

でもこの日は、その経が変わっている布に気づかず(畳んであるので)、
他のものに心を奪われ。。
明日チンチェーロだし、大きいから荷物になっちゃうし、何しろ、ギリギリ状態だし。^^;
しばし葛藤したあげく、明日のチンチェーロは何も買わん!
あっちは観光客も多いだろうから、私はおじさんところで使おう!ということで。。

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楽しく豪華な布を迎えて、浮き足だったまま、
それが高山病の始まりなのかどうなのか、もうわからないくらい、
ポワ〜ンとした気分で、夜のクスコを後にしました。。

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プロフィール

アヤ

Author:アヤ
大きな木のもとで、
ロップイヤーのたんぽぽと、
ボーダーコリーのフィン、
2人と2匹で暮らしています。

たんぽぽ(ロップイヤー)2007/1/4 生まれ

フィン(ボーダーコリー)2009/6/3 生まれ

アズー(ブルーボタン) 2014/11/21生まれ

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